超レアで極旨の樽熟成シャンパーニュ
拠点:シャンパーニ地方/ヴァレ・ド・ラ・マル地区/ヴァンディエール村
栽培:有機農法
生産本数:3,000本/年(推定)
ピノ・ムニエの銘醸地ヴァレ・ド・ラ・マルヌ地区(※)で 1930 年からシャンパーニュを造るドゥルヴァン=ノワック家。エペルネから西に20km離れたヴァンディエール村に拠点があります。息子 Geoffrey(ジョフレ)が 自分のブランドでシャンパーニュを造るようになってから、流行りのアルティザン・シャンパーニュを扱う地元エペルネやランスのお店でよく見かけるようになった話題の生産者。一口飲むと笑みが出るような質の高いシャンパーニュを造っています。
※ヴァレ=渓谷、マルヌ=「マルヌ川」の近く。川が近いので湿度が高い地域。開花は遅くて収穫が早く病害にも強い ピノ・ムニエが育てやすく、このエリアの作付け比率はムニエが8割近く占める
ジョフレは 15 歳から 18 歳までシャンパーニュ地方のアヴィーズ村に
あるCFPPA で、栽培と醸造を学びます。卒業後はアルザスのワイン
学校や、さらにワインビジネスも学んだ後はアルザス、プロヴァンスなどフランス国内と、海外でもニュージーランドとオーストラリアでワイン造りを経験。2011 年に実家へ戻りシャンパーニュ造りを始めた時は、まだ25 歳という若さでした。
畑に住む生物の多様性によって土中の微生物が活性化すると考える彼の畑には、多様な草が活き活きと茂げっています。全区画で 除草剤、殺虫剤、化学肥料を使わず、収量を制限して収穫の際は厳密な選果を行います。醸造においては、ヴァレ・ド・ラ・マルヌのテロワールを尊重し区画ごとにベースワインを醸造しています。
今回Yuka Selectionsで輸入をしたのは、ジョフレの母の実家が所有していた極小区画(なんと0.64ha !)から造る、Villa Bon Accueil(ヴィラ・ボン・アクイユ)という新ブランドとして初リリースした特別キュヴェです。生産本数があまりにも少なく、誰にも知られていないのでラベルに“Confidential”(内緒の)と書いているのは ジョフレのユーモアによるもの。
グラスに注ぐと凝縮した果実と少しスモーキーな香りが漂います。アタックはふくよか。この目の詰まった樽熟成シャンパーニュは、冷蔵庫でしっかり冷やしてからお飲みいただくことをお勧めします。グラスの中で温度が上がるにつれて香り豊かで厚みのある味わいが出てきます。グラスは大きめのタイプ一択です!