ヴォーヌ・ロマネ名門の血筋を継承する
新たな次世代メゾンが誕生しました
拠点:ブルゴーニュ地方/ヴォーヌ・ロマネ村
当主:Alexandre Carminati, Justine Mongeard
栽培:有機栽培およびリュット・レゾネ(減農薬農法)
高騰する地価により新規参入が不可能とさえ言われる銘醸地ヴォーヌ・ロマネに、2022年新たなメゾンが生まれました。ジュスティーヌ・モンジャールと、夫であるアレクサンドル・カルミナティの二人によって設立されたメゾンです。
ジュスティーヌの祖父ジャン・モンジャールが1950年に初ヴィンテージを醸造した歴史あるセラーを引き継ぎ、主にモンジャール家の畑のブドウを用いてワイン造りを行っています。
ジュスティーヌは名門ドメーヌ・モンジャール・ミュニュレの娘に生まれ、幼少期よりワイン造りに触れて育ったバックグラウンドを持ちます。
アレクサンドルはメゾン・ニコラ・ポテルなどを経て、モンジャール・ミュニュレにおいて当主ヴァンサン・モンジャール氏の右腕として、長年にわたり栽培・醸造の中核を担ってきた人物です。
アレクサンドルの栽培・醸造責任者としての経験と、ワインを造り分かち合うことへの深い愛情。そしてジュスティーヌの、ヴォーヌ=ロマネを代表する生産者の家に生まれた誇り。二人はそれぞれの個性を持ち寄り、AJ VAONAを立ち上げました。
メゾン名は二人のイニシャル「A」と「J」、そしてこの村の古いガリア語「Vaona」に由来しています。その名には、この地の魅力を未来へ伝えていきたいという想いが込められています。
AJ VAONAが醸造するブドウの多くはモンジャール・ミュニュレが所有・管理する畑に由来しており、アレクサンドル自身も栽培管理に深く携わっています。
畑は生態系の多様性を重視し、土壌分析をもとに区画ごとの状態に合わせた施肥を行うことで、健全な土壌環境の維持に努めています。病害対策では予防を重視し、農薬の使用を最小限に抑えながら、畑の自然な環境に配慮しています。
白・赤ともに手摘みで収穫後、100%除梗し天然酵母でアルコール発酵を行います。白は空気圧式プレスで優しく圧搾し発酵へ、赤は発酵中にピジャージュやルモンタージュを行いながら抽出を進めます。
発酵は時間をかけて行われ、毎日テイスティングを重ねながら状態を確認します。温度や期間を厳密に管理することで、繊細でバランスの取れた味わいを追求しています。
澱引きや撹拌などの介入は最小限に抑え、酸素との接触を減らすことで香りの純度を保っています。新樽の比率は広域から特級畑へと段階的に高められ、ピュアな果実味と樽香が調和した多層的でエレガントなスタイルを生み出しています。
※設立初期の現在は、モンジャール家との強い結び付きのもとでラインナップを構成しており、一部キュヴェには同家が手掛けたワインが用いられています。
設立して間もないないメゾンながら、すでにブルゴーニュを中心とするワイン関係者の間で話題となり、海外への輸出もスタートしています。限られた生産量と高い注目度を考えれば、近い将来、ジャーナリストにとりあげられ、世界中の愛好家が追い求める存在となることは間違いないでしょう。