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Jessica Litaud
ジェシカ・リトー

原石のように輝きを放つ若き女性生産者

(本サイトの情報・写真の無断転載を禁じます)

プロフィール

(本文はYuka Selectionsのインタビューによる記事です。転用は禁じます)

拠点:マコン地区 ヴェルジッソン村
初ヴィンテージ:2019年

栽培:2.7haの自社畑と、契約農家よりブドウを購入

2025 年、フランスで最も権威あるワイン誌『Revue du Vin de France(RVF)』の『Guide Vert 2026』(2025年8月発刊)で一つ星を獲得し、ブルゴーニュのクール・ド・クール(心に残る生産者)に選出されました。ライジングスターという言葉の乱用を好まない当社でも、彼女のことは堂々とそのように呼んでいます。

妥協のないアプローチを重ねたジェシカのワインは際立つミネラル感と輝きを放ち、国内外で高い評価を受けています。遂に2023年ヴィンテージから日本への輸出が実現。彼女の情熱と技術が詰まったワインは、これまでにない感動を与えてくれるでしょう。

2大巨匠の元での経験

マコン地区ヴェルジッソン村でヴィニュロンの家に生まれ育ったジェシカ。彼女が家業を継ぐ決心をしたのは、20歳を過ぎてからのことでした。

リヨンで暮らしていた頃、色々なワインバーを巡るうちにワイン造りへの情熱が芽生え、地元の醸造学校に入学。地元ヴェルジッソンの鬼才ギュファン・エナン、ジュラ地方のカリスマ生産者ジャン=フランソワ・ガヌヴァに強く感銘を受けたジェシカは、卒業後は両者の元で働くという幸運に恵まれました。


自然派ワインで世界に名を馳せるこの2大巨匠の元で経験を積んだジェシカの存在は瞬く間にワイン業界で話題となり、2018年に自身のドメーヌを設立した後は、わずか数年で、マコンを代表する造り手の一人として知られるようになります。

自然で健全なブドウ栽培が原点

彼女のワイン造りの原点は、自然で健全なブドウの育成です。除草剤や殺虫剤を使わず、耕作には軽量トラクターを使用(※)。2022年から始めた買いブドウもオーガニック栽培の高品質な農家を厳選し、自社畑との品質の差は一切ありません。手摘みの収穫時には一般的な32ℓのケースではなく7〜15ℓの小型で浅いケースを採用して、実が潰れて酸化しないように配慮しています。

選果後に最低12時間冷却してから優しく全房圧搾。天然酵母によるアルコール発酵と11か月の熟成は、新樽を使用せず古樽だけで行います。醸造過程では亜硫酸を一切使用せず、瓶詰時に極少量加えるのみ。無清澄・無濾過で澱がもたらす複雑な味わいも活きており、ワインは驚くほどの透明感がありながらも安定感を備えています。

ジェシカのワインは共通して、酸とミネラルが際立つ骨格を形成し、オイリーなテクスチャーが際立っています。仄かな塩味も特徴的です。凛とした佇まいがあり、確かな個性と品格が感じられ、マコンの枠を超えた高品質な逸品です。

ジェシカの情熱と技術が詰まったワインは、これまでにない感動を与えてくれるでしょう。

 

やっと理想的なマコンに出会えた!
~ 一口で心奪われた魅惑的なワイン ~

Yuka Selectionsでは創業以来マコンの秀逸な輸入元を探していましたが、なかなか自社のコンセプトに合う生産者が見つからずにいました。そして2024年の春。同地域でワイン造りを始めた若き才能ある女性生産者の評判を耳にします。早速アポイントを取り、当社代表は期待と少しの緊張を胸にマコンへ向かいました。駅に到着すると、屈託のない笑顔で迎えてくれたジェシカ。その笑顔により緊張は一瞬で解けました。

彼女の蔵元で樽から直接味わったワインは、驚きに満ちたものでした。一切の雑味がなく、喉を滑らかに通り抜けるその液体は、まるで自然そのものを感じさせるような純粋さを持っていました。その瞬間、迷うことなく「輸入決定」です。

彼女はブドウ栽培へのこだわりや、2025年に結婚予定のパートナーの話、趣味である世界旅行(日本にもぜひ訪れたいとのこと)、そして自身が描く将来の夢について語ってくれました。その誠実さと温かさが伝わり、すっかり心を奪われました。

ジェシカのワインは、その純粋さと個性で飲み手を魅了してくれます。まさに「ライジングスター」と呼ぶにふさわしい若手生産者です。 

写真は本人のインスタグラムより拝借
(写真の無断転載を禁じます)

ワイン一覧

自社畑
・ロザリ (Vin de France)2023年
・アペロ・ヴァン・ズー (Vin de France)2024年
・マコン ヴェルジッソン 《ラ・ロッシュ》2024年 完売
・サン・ヴェラン 《レ・ポマール》2024年
・プイィ・フュイッセ  "サンプレキシテ" 2024年
・プイィ・フュイッセ  1級  "ル・トリオ"  2024年
・プイィ・フュイッセ  1級 《シュール・ラ・ロッシュ》 2023年 ・2024年
・プイィ・フュイッセ  1級 《レ・クレイ》 2024年 
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買いブドウ
・アリゴテ "BG" 2024年 (2027年に入荷予定)
・マコン・フュイッセ 2024年 
  
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ワイン詳細

栽培

除草剤や殺虫剤を使わない無農薬栽培を徹底。
手摘みの収穫時は、7~15ℓの小型で浅いケースを使用し、果実が潰れて酸化しないように配慮しています。
畑作業からワイン造り全般において、月の満ち欠けによって作業スケジュールを決定(買いブドウは除く)。
畑の土壌は全て、粘土石灰質

醸造

選果後は12 時間低温で漬け込んだ後、天然酵母によるアルコール発酵。発酵と熟成は、新樽は使わず古樽のみで行います。11 ヶ月樽熟成。マコン・フュイッセはフードル(1,000ℓの大樽)を使用。酸化要素は少なく、フレッシュ感がキープされます。澱による複雑味を活かすため無清澄・無濾過。醸造過程では亜硫酸を一切使用せず、瓶詰時に極少量加えるのみ。
Bourgogne Aligoté "BG"
ブルゴーニュ アリゴテ
(今年の入荷はありません)
今年1月、注文内容を確定し、いよいよ出荷準備に入ろうとしていた矢先、「瓶詰めを遅らせるため、今回は出荷ができない」との連絡がありました。アルコール発酵後の残糖がゼロにならず、最高の状態にするためには、まだ時間を置いた方がよいとの判断です。品質を最優先にするジェシカらしい決断でした。
2027年の入荷を楽しみにお待ちください。
Macon Fuissé
マコン・フュイッセ
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
真っ直ぐに伸びるミネラルの緊張感が骨格をつくり、アリゴテかと思うほど酸が豊か。オイリーなテクスチャーとアフターに現れる塩味も魅力です。シャープな酸味は貝類や天ぷらと相性が良く、レモンやビネガーのドレッシングをあしらった前菜も良く合います。シェーブル(山羊)チーズとの組み合わせは鉄板です。

Mâcon Vergisson 《La Roche》
マコン ヴェルジッソン 《ラ・ロッシュ》 
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
畑:0.48ha、樹齢50年
ジェシカ・リトーの代表的なキュヴェ。彼女の魅力を語るうえで、その本質に触れるような一本です。ヴェルジッソン村はマコン地区北部に位置する、ジェシカの拠点。柑橘から白桃、白い花へと広がるアロマに、ミネラルと酸がもたらす引き締まった輪郭が重なります。力強さはありながらも攻撃的ではなく、美しい緊張感を備えた味わい。シルキーな質感も魅力です。夏には冷たい料理や牡蠣との相性が際立ちます。
Saint-Veran ≪Les Pommards≫
サン・ヴェラン≪レ・ポマール≫
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
畑:0.25ha、樹齢25年
マコネ地区の南端、ボジョレ地区の手前に位置するエリア。
火打石を思わせる硬質な香りと仄かな塩味が骨格をつくり、白い果実やスパイシーなニュアンスが重なって、複雑で立体感のある味わい。食欲をそそるgroumand(グルマン)なワイン。
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Pouilly Fuissé "La Simpléxité"
ピュイィ・フュイッセ "ラ・サンプレキシテ”
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
畑:ピュイィ・フュイッセの2区画をブレンド
Simple(シンプル)とComplex(複雑)を掛け合わせた、ジェシカのオリジナルのキュヴェ。ややタイトで、時間が経つと柑橘類のコンフィやドライフルーツのアロマが、濃密で活き活きとした味わいと調和しています。
Pouilly Fuissé 1er Cru “Le Trio"
プイィ・フュイッセ 1級 "ル・トリオ"
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
畑:プイィ・フュイッセ1級畑の3区画をブレンド
セカンドプレスのキュヴェ。3つの1級畑の、酸が穏やかなセカンドプレス果汁をブレンドしたジェシカのオリジナル・キュヴェ。2番絞りとは思えないほど果汁の質が高いことから生まれた、ジェシカによるオリジナル・キュヴェです。他のキュヴェに比べると開放的で親しみやすい一方、2022年よりもマコンらしい引き締まったタイトな味わいを備えています。
Pouilly Fuissé 1er Cru 《Sur La Roche》
プイィ・フュイッセ 1級《シュール・ラ・ロッシュ》
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
畑:0.71ha、樹齢50年
粘土が多めの土壌で、リッチで社交的な味わい。
甲殻類や白身の肉料理に最適。優美な酸の骨格に支えられ、塩味のある余韻が長く続きます。間が経つとローストナッツの優雅な香りも楽しめます。

 

Pouilly Fuissé 1er Cru《Les Crays》
プイィ・フュイッセ1級《レ・クレイ》
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
畑:0.71ha、樹齢100年
核果系の果物やバター、火打石の複雑な香り。口当たりは果実の厚みを備えつつも、奥行きがあり、研ぎ澄まされたミネラルによってバランスした完璧で優美な1本。若いうちはやや閉じた印象を見せますが、熟成により真価を発揮するポテンシャルを感じさせます。
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特別オリジナルキュヴェ

Vin de Franceは、ジェシカのすべての畑のセカンドプレス(2番絞り)をブレンドしたシリーズです。2番絞りとは思えないほど果汁の質が高いことから生まれた、ジェシカによるオリジナルで、毎年セカンドプレスの後にPH値などをみて、どれとどれをブレンドするか決めます。銘柄名も毎年変わります。
そのため、同じキュヴェが再び造られることがありません。
格付けの上下で測る位置づけではなく、セカンドワイン的な存在でもありません。

Rose à Lies
ロザリ
収穫年:2023年
品種:シャルドネ
1級畑を含む全ての畑のブレンド。
ユーモアのあるネーミングは、Rose=バラ、Lie澱、の意味。その名の通り、バラの花びらを凝縮したような、芳醇でボリュームのある香りに心が華やぎます。熟した洋梨の蜜のような甘美さがありつつ、奥にテンションの高いミネラル感が全体を支え、気品と親しみやすさを兼ね備えています。心が明るくなるような魅力にあふれています。
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L’Apéro Vin’Zou
アペロ・ヴァン・ズー
収穫年:2024年
品種:シャルドネ
1級畑を除く全ての畑のブレンド。
Vin’Zouは、サヴォワ地方の言葉で、「vin(ワイン)」と、感嘆をあらわす「vindieu!(すごい!)」を掛けたユーモラスな言葉。これにジェシカが Apéro を付けて「わお!美味しいね!」というニュアンスの銘柄名です。
アフターには紅茶を思わせる風味が心地よく広がります。


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